かずさ不動産鑑定/ブログ

   043-304-6720

千葉市緑区

物件概要

 (公示地 緑区の最高商業地)2017年 (公示地 緑区の最高住宅地)2017年
番号緑5-1番号緑-13
価格 189,000円/㎡価格 101,000円/㎡
所在地緑区おゆみ野3丁目23番7外所在地

緑区おゆみ野1-44-4
 
最寄駅JR外房線鎌取駅
150m
最寄駅JR外房線鎌取駅
1300m
敷地の利用状態S2F 銀行敷地の利用状態W2F 住宅


緑区の地域概要

(1)地理及び沿革
千葉市は千葉県のほぼ中央部に位置し、都心まで約40km の位置関係にあり、平成26 年における年間平均気温が16.3 度と比較的温暖で穏やかな気候となっている。平成4年4 月1 日の区制施行により設置された緑区は、千葉市の南東部の郊外に位置し、区域総面積は66.25k㎡、市域総面積に占める割合は約24.4%で市内6 区の中では2 番目の大きさとなっているが、区域に占める山林、農地等の割合が大きく農業も広く行われている。

(2)人口の状態
人口は、世帯数とも毎年漸増傾向を示しており、近年、区内各所で宅地造成が進んでいるための人口増加と思われる。年少人口割合は県内で1番高く、老年人口割合は県内で3番目に低い。鎌取駅・学園前駅・おゆみ野駅を中心とするおゆみ野、土気駅を中心とするあすみが丘は、その代表的なニュータウン地区である。

(3)交通施設の状態
緑区の中央をJR外房線が東西に走り、西端部に京成電鉄千原線が走っている。JR外房線には鎌取駅、誉田駅、土気駅の3 駅が存している。このうち鎌取駅の1 日平均の乗車客数が最も多く19,653 人/日であり、誉田駅が6,648 人/日、土気駅が13,495 人/日となっている(平成26 年度)。また、京成電鉄千原線には学園前駅、おゆみ野駅各駅が存している。これら各駅の1 日平均の乗車客数は、学園前駅が約2,387 人/日、おゆみ野駅が約2,240 人/日となっている(平成26 年度)。その他、これら各駅にバス便が起点・経由し、大網街道を中心に運行がなされ交通網の整備が図られている。

(4)道路整備の状態
緑区内における道路整備の状態としては、国道は存しておらずJR外房線と並行して走る主要地方道千葉大網線を主幹線とし、県道35.1km(実延長平成27 年4 月1 日現在)、市道644km(実延長平成27 年4 月1 日現在)が連絡しており、また、自動車専用道路である千葉東金道路(高田IC)、そのほか千葉外房有料道路(鎌取IC、平山IC、高田IC、誉田IC、大木戸IC、板倉IC)が存することにより、道路の系統連続性がさらに高められている。その他区内における道路整備状態としては、おゆみ野、あすみが丘等の大規模住宅団地内の道路については比較的良好であるが、既存の住宅地内の道路については狭溢かつ曲折した道路が多く見受けられる。なお、緑区内における道路の舗装率は、県道100%、市道91.4%(平成27 年4 月1 日現在)である。

(5)上下水道ガス等の整備の状態
上水道:千葉市内の給水人口は、933,972 人、普及率97.3%(平成26 年3 月31 日現在県水道及び市水道合計)である。
下水道:緑区における処理可能人口は、117,893 人、普及率92.5%(平成28 年3 月31 日現在)である。
ガス:緑区における供給戸数31,044 戸、普及率63.3%(平成27 年3 月31 日現在大多喜ガス)で、他に一部東京ガスの供給域がある。

(6)商業施設の状態
平成6 年3 月にJR外房線「鎌取」駅前にスーパー・ジャスコを核としたゆみ-る鎌取ショッピングセンターがオープンし、平成15 年5 月にはおゆみ野住宅団地内にミスターマックスおゆみ野ショッピングセンター、そして平成20 年5 月には同住宅団地内の幹線道路沿いにイオンおゆみ野ショッピングセンターがオープンした。一方、平成23 年8 月にJR外房線「土気」駅前の東急ストアが閉店した後にドラックストアセイムスあすみが丘店が出店するなか、あすみが丘住宅団地内の幹線道路沿いには、あすみが丘ブランニューモールのほか、スーパーマーケットせんどう、ヤックスドラック等の各種店舗が進出している。この影響で大網街道沿いなどの在来店舗については衰
退傾向が続いている。

(7)商圏及び顧客の状態
かつては日用雑貨等を中心とした小規模店舗が誉田駅又は土気駅周辺に集まる程度であったが、住宅団地の開発に伴い平成以降はショッピングセンター等の複合商業施設の出店が相次ぎ、生活必需品等の購入は十分賄えるようになった。しかし、それ以外の贅沢品については千葉駅周辺及び東京都内の百貨店等に吸引されている。

(8)将来の動向その他
緑区は、おゆみ野(鎌取駅、URの開発)、あすみが丘(土気駅、東急グループ)の大規模住宅団地を核とし、さらに土気駅南東方にて東急不動産が進めて来たあすみが丘東の土地区画整理事業が平成22 年8 月2 日に換地処分を迎え、千葉市域から東京都心にかけてのベットタウンとしての街づくりがさらに進んでいる。また、当該住宅団地内に開設されたホキ美術館は、世界でもまれな写実絵画専門美術館として巨匠から若手まで約40 作家300 点の写実絵画を所蔵している。さらに、住宅団地に隣接する昭和の森公園は、日本の都市公園100 選に選定されており、約100ha の敷地にキャンプ場、野球場、テニスコート、ウォーキングコース等の施設も存し、緑豊かな憩いの場として市民に親しまれている。近年、JR誉田駅の北方で地元開発業者による611 区画の住宅地開発(たかだの森ニュータウン)が進んでおり、第1 期の販売が平成26 年から始まっており、販売計画によれば平成28 年頃まで順次販売が続く予定である。
土気駅南西方の大野台地区に存する千葉土気緑の森工業団地は、当初最先端技術の発信拠点となる研究所専門の工業団地として造成されたが、その後バブル崩壊により進出率が伸び悩み、現在は工業団地内に千葉外房有料道路「大木戸」インターチェンジが存することから一般の工場進出がみられるようになってきている。